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甥っ子の色焼けした黒ジャンバーの復元

ラブリーチェーンしみ抜きブログをご覧いただきありがとうございます&あけましておめでとうございますm(__)m

年明け一発目のブログはしみ抜きではなく色掛け。甥っ子が年末にネット通販で購入した新品のキャラクターグッズの黒ジャンバー。

新品なのに見事に脇近辺が色焼けしていて、交換を希望したら『返送不要』とのことで、良品が送られてきて、不良品も手元に残りました。だったらその不良品を着られるレベルにして、一着は観賞用に(笑)したいとのことでした。

ビフォーの写真は…あれ?グレーっぽい。

実は黒って、オートで写真撮るのに向かない色なんですよ。何故かというと、明るさの自動調整でグレーに写ってしまうのです。

そもそも、写真というものは光を記録するもの。取り込んだ光が多すぎれば白っぽい写真(露光過多)になり、少なすぎれば黒っぽい写真(露光不足)になります。オートで撮る写真は、そのような白過ぎ黒過ぎの写真にならないように、測光(光の強さを測る)部分での平均明るさが18%のグレーになるように調整するようになっています(詳しく知りたい方は『露出 グレースケール』で検索!)。風景写真が真っ白・真っ黒だったら明らかに失敗写真ですよね?だから真っ白・真っ黒の生地を撮っても、オートだとグレーになるように光の量を調整しちゃうんです。そして、マニュアルで光の量を減らしてやると…

こんな写真に。ってココ、写真講座じゃありませんでしたね(笑)

閑話休題。

ヤケ部分が赤〜オレンジ色に発色するのは、黒の中に入っている青みの成分が抜けてしまった為。反対色を足し算することでグレー〜黒になるのですが、片方の色が欠けることで、その反対色が浮き出るんですね。

今回の場合、青が抜けたなら青を補充すればいいのです。

で青+黒をかけてやるとこの通り。

これなら十分着用可能ですね。

ヤケは紫外線(蛍光灯も紫外線が入ってます。要注意!)、排気ガスやファンヒーターの着火・消火時の不完全燃焼ガスが原因となります。

お洋服の保管は暗所かつガスの少ないところにお願いします。

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