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エプロンにボールペンのシミ

ラブリーチェーンしみ抜きブログをご覧いただきありがとうございます。毎度お馴染みブログ管理者の讃岐です。

さて、今日はエプロンについたボールペンのシミ。ペン先が一箇所に留まってシミがインク溜まりのようになってしまったのを、業界では『パンク』と呼んだりします。今回はまさにボールペンインクの『パンク』です。

ボールペンに有効な薬剤って、色素をよく動かしたり脱色させたりする成分なので、濃ゆい色の時は地色が薄くならないか心配…。また、アセテート類やアクリル・ポリウレタンを溶かしてしまう薬剤も使いますので、素材のチェックも重要になります。

表からの攻撃だけでは裏面の方まで抜けきらず、表から裏から攻撃を繰り返す、まずまず手強いシミでしたが、なんとか落としきりました。

あ、写真でシマシマが見えるのは、モアレという現象で、生地の異常じゃないですョ

注:モアレとは干渉縞ともいい、規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様のこと。今回の写真では、生地の織り目の格子と、スマホカメラの撮像素子の格子との間での周期ズレが原因。

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