ラブリーチェーンしみ抜きブログをご覧いただきありがとうございます。管理者の讃岐です。
さて、今日のシミは綿セーターの茶色いシミ。
かなり濃いシミのため、目立たないところで試験しましたが、少々地の色が薄くなりそう。でも、ここでシミ抜きを諦めて【落ちません】タグを付けるのは二流のお仕事。綿は色は落ちやすくとも、漂白剤の持つアルカリ性には滅法強いです。色が少々抜けるなら色を足してやればいいのです。
でも、動物性の繊維(ウール・カシミヤ・絹など)はこんな強気になれません。なぜなら漂白剤のアルカリで繊維が脆化してしまい、繊維が細くなったり切れてしまったりするから。そうなると見栄えを元に戻すのは至難の業です。
さて、現物のシミ部分を処理してしっかり酸による中和を行ったところで異変が。
まっ黄色(^_^;)
たまにあるんですよ。アルカリ性に傾けたり酸性に傾けたりするとガッツリ色変するヤツが。
例えばカレーの黄色はアルカリ性で赤くなり、赤ワインの紫はアルカリ性で青くなります。
落ち着いて水で濯ぎ、更に弱アルカリのしみ抜き剤を塗ってもう一度濯ぐと元の色に落ち着きました。
でも患部が微妙に緑系の色が薄くなり黄色味が強くなった気がするので、薄ーい色をかけて修正。
こんな感じに仕上がりました。
しみ抜きでお困りの際はご相談くださいね。