ラブリーチェーンしみ抜きブログへようこそ！担当者の讃岐です。
さて、今日のシミはコートに付いた茶色のシミ。
こういう綿が入った生地のベージュ系や、あと生成り系などの品物は、正直ちょっと神経質になります。というのは漂白剤で色が抜けやすいんですよ。理想を言えば、『洋服の色素は一切侵さず、シミだけを分解する』のが良いのですが、現実は『洋服の色素とシミ、どちらが抜けやすいか』という競争です。正直、綿の染料はあまり強固に定着せず、油性ガンを強く当てただけでも色が薄くなったりします。一方シミの方は放置することで酸化＝安定した物質に変化してしまうので、色の抜けやすさが【洋服の色素＞シミ】となります。その強い色素を分解するにはその分強い漂白が必要になりますから、結果洋服の色が抜け易くなります。
その場合、抜けた色を補ってやることでほぼ目立たなくするわけですが、色は使われているすべての色が均等に抜けるとは限りません。どの色が足りなくなったのかを判断して色を掛けるので、この作業は経験とカンが物を言います。
微妙な色調整をして綺麗に仕上がりました。
シミでお困りの際は、ラブリーチェーンまでご相談くださいね