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完全不定期企画・ラブリーチェーン代表取り締まられ役のふらっと旅

ラブリーチェーンのブログをご覧頂き誠にありがとうございます。代表取り締まられ役の讃岐です。

自分、実はラーメン以外にドライブや隠れ鉄ヲタという趣味がございまして、そのような趣味を【旅】とひと括りにして備忘録的にブログに投稿してみようと思います。と言っても仕事柄連休は少なく日帰りレベルのケチケチ小旅行ばかりなのですが…。

はじめての旅ブログは、ワタシのマヌケな行動に端を発します。

先日の木曜日、工場定休だったわけですが、他社は通常営業でして、依頼していた機械修理の業者さんが来るとのこと。『あっ、元電源の場所を教えてあげないと試運転出来ないやん!』と気がついたワタシは、日課のウォーキングがてら徒歩で会社に向かいました。『LINEでスイッチの写真を送ってあげれば分かるよね〜』と、30分かけて会社に到着。そしてミッションを達成し、午前11時に自宅に戻った時に悲劇は起こりました。

『鍵がない!!』

子供二人は学校、カミさんもでかけてしまい不在。我が家は置き鍵のようなシステムを採用しておらず、鍵は自分持ちの物が全て。完全に締め出されてしまいました(^_^;)。鍵は一つの束にしているので車の鍵も無し。LINEで家族に連絡を取るも最も早い帰宅でも夕方6時過ぎ。7時間もどうやって過ごそうか…。

その時ふと思いつきました。

『そうだ!列車に乗ろう!!』

実は、JRの乗車方法に『大都市近郊区間大回り乗車』というのがありまして、『区間外に出ない・途中下車しない・同じ駅を2度通過しない』の3条件を満たせば、実際の乗車経路に関わらず最短区間の運賃が適用されます。

上の路線図内で隣駅までの運賃だけで一筆書きでぐるりと長時間乗車出来る制度なのです。思い立ったが吉日、早速駅に向かいました。

小川町駅はJR八高線と東武東上線が乗り入れており、両方とも寄居駅に行けます。八高線は一時間に一本未満のローカル線なので、最初に本数の多い東武東上線で寄居駅へ向かい、本数の少ない八高線を寄居駅で捕まえます。そして寄居駅→小川町駅のJRを大回り乗車して小川町駅へ戻ればミッションクリア!

其の1 八高線 寄居〜倉賀野

寄居駅でJRに乗り換えて、大回り乗車のスタート!

寄居駅はJR八高線・東武東上線・秩父鉄道と3社の路線が乗り入れるターミナル駅。写真の奥の方に自分が乗ってきた東武東上線の車両が見えております(東武東上線は寄居駅が終点で折り返しとなります)。

八高線の車両はこんな感じの二両編成。旅番組で東北のローカル線を走っているような車輌です。それもそのはず、JR八高線の高麗川〜倉賀野区間は東京近郊区間内で、唯一【電化】されていない路線なのです。だから車窓の邪魔となる架線がなく、こんな感じ。

いやぁ、架線のない車窓はなんて広々しているのでしょうか!これだけで開放された【旅】気分になれます。

で、ここで注意したいのは、列車(電化していないから『電車』ではないのです。鉄ヲタの小さなこだわり)の終点である高崎駅まで行ってしまうと、大回り乗車の場合両毛線方面しか行けなくなります。先程の路線図を見ると、倉賀野〜高崎は高崎線内に乗り入れる形となっており、高崎まで行ってから大宮方面に向かうと、倉賀野駅を2回通過してしまい、厳密には大回り乗車不成立となります。ま、逐一チェックされたりはしないと思いますが。

其の2 高崎線 倉賀野〜大宮

高崎駅の一つ手前、倉賀野で乗り換え。

ここからは高崎線で南下します。 

本庄〜行田辺りは生活圏なので、車では見慣れた風景を電車から見るとちょっぴり違って見えます。

途中籠原駅で車輌増結にも出くわしました。

ここから先は乗客が増えるので輸送定員を増やすわけですね。

しかも中央付近の車輌は、ロングシートという、車輌の内側を向いて座る長いシートなのですが、先頭車輌から2両はセミクロスシートという旅情感溢れるシート。

セミクロスシートとはこういうやつ

普段の通勤電車と違う座り方になるだけで断然旅が楽しくなります。

其の3 京浜東北線 大宮〜神田

大宮で高崎線とはお別れ。ここで昼食にします。

ホームにある駅そば

なのに食べたのは佐野ラーメン。ラーメンについては後日ラーメンブログでご紹介しますね。

この京浜東北線も要注意。中央線の始発となる東京まで行くと神田を2回通り、大回り乗車の条件を満たしません。高崎線から上野東京ラインを使えば、上野東京ラインに神田駅はないので東京乗り換えで良くなるんですが、こういうところがややこしい部分ですよね。

其の4 中央線 神田〜立川

神田から東京駅方面を撮影。駅構内は人多すぎで背景に人が大きく写り込んでしまうので写真を控えました。

ここからしばらくは立ちっぱなし。さすが都会。

途中、中野から先、メトロポリス新宿がどんどん小さくなっていく風景はとても印象的でした。あの辺りは高架化されているのに周辺に高い建物がないので、車窓から遠くが良く見えるんですよね。

この辺でスマホの電池残量がヤバくなってきたので写真も控え気味に。

其の5 青梅線 立川〜拝島

立川で青梅線に乗り継ぎ。立川は南武線の始発駅でもありますよね。

ホントは中央線に乗ったまま八王子まで行って八高線に乗り換えてもいいのですが、せっかくだからショートカットも出来て青梅線乗車履歴も残る乗り換えを選択。

其の6 八高線 拝島〜高麗川

さて、ようやく八高線まで戻って参りました。

とは言ってもココは八王子〜高麗川経由川越線乗り入れ川越行の【電車】が走っており、小川町まではもう一回乗り継ぎが必要です。

拝島も中々のターミナル駅。青梅線・八高線・五日市線に加えて、西武鉄道拝島線も乗り入れており、線路はとても賑やか。こういうところで気分が上がってしまうのが鉄ヲタ(笑)

ここからは乗客もガクンと減り、座れるようになりました。

終章 八高線 高麗川〜小川町

最後の乗り継ぎ、高麗川で痛恨の40分待ち。

駅には何もなく、途中下車もできません。スマホの電池は8%と瀕死。

幸いだったのはホームに待合室があったのと、20分位で折り返しの車輌が入線してくれたので、寒さを耐え忍ぶシーンは無かったこと。

11時41分に東武東上線小川町駅を出発した旅は、18時8分にJR八高線小川町駅にたどり着き無事Finish!

このあと娘と合流して、我が家にようやく入れました(笑)

ちなみに今回の旅費は493円。安い!500円なんてパチンコ屋入ったら秒殺ですよ!いや、元々パチンコやらんし最寄りのパチンコ屋まで歩きだと30分かかるから、パチンコという選択肢はなかったんですけどね。

最後に小川町〜小川町0円の謎のスイカ履歴がある件。

小川町駅はJRのスイカ・パスモ改札が東上線駅構内の連絡通路上にあるため、JR下車時はJRのスイカ・パスモ改札を通ってもう一度東武東上線の改札をぬけるので、小川町〜小川町0円という改札通過履歴が残ります。切符の場合は連絡通路で切符をチェックすることはなく東武東上線改札を通るだけなんですけどね。

決して悪いことをしたわけじゃないですよ?

というわけで鍵のとじ込みで家を締め出された事に端を発する小旅行はオシマイ!

ワタシもここまで読んでくれた方もお疲れ様でした!

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