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不定期企画・ラブリーチェーン代表取り締まられ役の旅ブログ EVで娘とドライブデートの巻

ラブリーチェーン代表取り締まられ役の讃岐です。コロナ禍で大大大好きな喜多方ラーメン旅もなかなか出来ない中、久々小旅行らしいドライブをしてきました。しかも高校が入学試験のため休みとなっている娘と一緒に(笑)

目的地は、海老名サービスエリア(下り)。

1ヶ月間の期間限定で開催されている、EVオーナー限定のラウンジ「GREEN LOUNGE」を体験するためであります。

https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1389175.html

ココ限定のハンバーガーとジュースが無償でいただけます。

飛行機などに例えると分かりやすいのですが、空港にはビジネスクラス・ファーストクラスのお客様のみ、搭乗チケットを見せるだけで使えるラウンジというものがありますよね?軽食や飲み物(含酒類)が飲み食いし放題というちょっとリッチな、いや飛行機移動自体を数回しかしたことがないワタシにとっては夢のような空間…。

JRさんは…グリーン車のお客様専用の飲み食い自由な待合室などないと思われます。

JR東日本のトランスイート四季島

JR九州のななつ星in九州

JR西日本のTWILIGHT EXPRESS 瑞風

のような、1交通手段ではなくその特別列車に乗ることを含めた高級旅パッケージとして販売する商品なら、もしかしたら発駅に専用ラウンジがあるのかもしれませんが、永遠のにわか鉄道ファンのワタシにはよくわかりません。

しかし、飛行機とEVに共通していて、鉄道と違う部分は『待ち時間』。

東海道新幹線東京駅を例にとると、自由席こそ自分の乗る列車がホームに入ってくる前から並んで席取りをする必要があったりしますが、指定席やグリーン車指定席を取れば、発車1分前にホームに着いて列車に飛び乗っても全然OKな訳です。しかも、一仕事終えてから新幹線で東京から大阪へ移動みたいな吉本お笑い芸人の行動パターンを考えれば、前の仕事が押す(終了時間が遅れる)ことも考慮すれば、駅に着いて直近で指定やグリーンが取れる列車を選んで乗車すれば良いのです。東海道新幹線は本数も多いですからね。

一方飛行機は「保安検査場は出発時刻の20分前まで」や「搭乗口は出発時刻の10分前まで」といった出発時刻よりかなり前に済まさなければならないことがあり、新幹線のようにパッと空港に着いて、5分後発の飛行機のチケットを買って、即座に飛び乗って即離陸というわけにはいかんのです。飛行機の利用は計画が必要と言いますか…。

ま、両手の指の数ほどしか飛行機に乗ったことがなく、自分の意志で飛行機旅を選択したのが一回しかなく、飛行機旅に特別な感情を持っていないワタシには、飛行機旅に抜け穴というか緩い部分というか『もっと気楽に乗っていいんだよ?』という部分が存在するのかはワカリマセン(^_^;)

他方、EVに存在する『待ち時間』とは、充電時間のこと。

現在国産EVで1充電での最長航続距離を誇るのはリーフe+。欧州WLTPモードという電費測定方法で走行可能距離385km。ただ日本国内のWLTCモードでは458km、昔のJC08モードでは570kmの走行可能距離が示されており、カタログではWLTCとJC08の『良い方の』数字が掲載されています。正直、三者の電費算出方法では欧州WLTPモードが最も普段使いで出る電費に近い数字ですので、カタログ値通りには走れないと思ったほうがいいです。つまり国産電気自動車では1回の満充電で400kmは走破出来ないのが現状です。無充電で東京から大阪までは行けません。

となると、東京〜大阪間走破には途中充電が必要となるのですが、今の主流である旧CHAdeMOという急速充電インフラでは充電速度が遅くて、充電器が停止する30分という時間では、かなり良い条件でも高速道路で150km分の電気しか充電できません。リーフe+と、新CHAdeMO規格充電器という最新の組み合わせなら30分の急速充電で200km以上分の電気を充電できると思いますが、最新充電器の設置台数は少なく、現実的には東京〜大阪間の高速道路での移動ははじめの一歩300kmちょい(上り坂はかなり電気食うし、到着した充電スポットが使用中のとき、1つ先を目指せる位残しておくのが心理的負担が少ない)プラス途中充電2回になると思われます。

なお、日産の方でもEV啓蒙のブログをやっていて、そこで行われた東京→大阪走行記録を見ても途中充電2回ですね。そのURLを貼っておきますね。

https://ev2.nissan.co.jp/BLOG/542/

ドライバーの疲労軽減の為には休憩は良いことですが、その都度30分とかって暇をつぶすにはけっこう長い時間です。

そんなEVの現状ですから、NEXCO中日本と日産のコラボで、電気自動車ユーザーの充電待機時間をプレミアムな時間に昇華させるためのプロジェクトは大変気に入りました。

と、前置きが長くなりましたが、娘を助手席に乗せて出発!

海老名サービスエリア(下り)は久しぶり。東名高速道路自体用事がなくて滅多に乗らないし、伊豆箱根方面に行くにも今は圏央道で海老名サービスエリアの先の海老名ジャンクションまで行けてしまうので、通らないんですよね。でも高速で行くと高速代も馬鹿にならないし、そのまま入れるのは上りのサービスエリア。

下道をトコトコ進み、綾瀬スマートインターチェンジから海老名SA下りを目指すことにします。

県道30号→国道299号→国道16号→国道129号→国道246号と進み、最後ゴチャゴチャと走って綾瀬スマートインターチェンジから海老名サービスエリア(下り)へ。道中はコンビニ休憩1回程度でただ淡々と走り続けただけなので割愛(笑)

でも、娘も17歳にもなってよく50オヤジのドライブについてきますね。オヤジなんて娘から嫌われても仕方がないと思ったりもするのですが、我が家ではそのようなことは起こらず。ありがたやありがたや。

到着すると、ラウンジにエアコン等の電気を供給するためのリーフが停まっていました。時代はSDGsですね。

自車の充電を行い、受付に電気自動車用のスマホアプリを提示して、簡単なアンケートに答えるとラウンジへ案内されました。

壁やテーブルはダンボールを積層して作ってあり、床は木材の破片を固めたボードのようです。ここにも植物由来の素材で環境に優しくする心配りが見て取れます。

ここで食べられるのが、【GREEN LOUNGE BURGER】と飲み物。飲み物はジンジャーエール+ほうじ茶というスペシャルドリンクか、コーヒー・紅茶・りんごジュースのいずれかになります。注文取りに来た男性が、スペシャルドリンクの説明で『ちょっと癖が強いので、他のお飲み物でもいいですよ』とディスってたのはご愛嬌。ワタシはせっかく来たのでスペシャルドリンク、娘は無難にりんごジュースをオーダー。

焼印を入れているのがスペシャル感ありますよね。

バーガーの大きさはマクドナルドより少し小さめ。といっても一口サイズとかではなく、厚さも含めそれなりに食べ応えがあります。お味は(゚д゚)ウマー。

パティが粗挽きで肉汁もかなり持っているので、正直マクドナルドより高級感あり。バーガー専門店なら1000円位しそうな感じです。

トレーにはこのバーガーが絶滅危惧素材でつくられている旨と、各素材の絶滅が危惧させる理由が書いてあります。この中で【根セロリ】って食べたことなかったのですが、食感はキャベツの芯・ちょっと癖ががあるものの、全てを一緒に頬張ると肉に爽やかな風味がプラスされる感じで美味しいです。

スペシャルドリンクは…おっしゃる通りクセ強め。ひと口目は普通のジンジャーエールの5倍の生姜という位のパンチ力。後半は慣れて美味しくいただけました。

娘もインスタ向け?の写真をパチリ。

食べ終わって充電中の車のところに行くと、充電時間26分。30分で自動停止するので丁度良い休憩時間になりますね。

GREEN LOUNGEを後にして、一般駐車場に停め直したあとは、海老名サービスエリアを散策。

売店ではガンダムRX-78-2とご対面。今は横浜に動くガンダムがいるんですよね。まだ行ったことないけど…。でもこんなところで『あぁ、神奈川県にいるんだなー』と実感。

にしても、海老名サービスエリアってこんなに狭かったっけ?と言う感じ。名物メロンパンを始めとするあまりに有名過ぎるその知名度と、そんなに広いわけではない実際の建物にギャップを感じました。

サービスエリアを堪能したあとは、海老名ジャンクションから圏央道に入り、暫く高速を流していたのですが、『どっか他に行きたいとこある?』と娘に聞くと『WEGOに行きたい』と。山を切り開いたような圏央道の沿いにそんないいお店ありましたっけ?グーグル先生に相談すると日の出のイオンモールにあるとのこと。ありがとう!グーグル先生!いや、便利な時代ですな。

WEGO含めイオンモールを散策したら15時半ともう結構いい時間。国道411号→都道181号→都道44号(岩蔵街道)→小曽木街道を経て飯能へ。そこからは県道30号でトコトコ帰ってきて、17時着。

結局200km未満の往復ドライブでたっぷり9時間かかりました。

たまにはこんな休日もいいよね。

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