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不定期連載旅ブログ~さて、またまた喜多方だ!

不定期連載旅プログ管理者の讃岐でございます。

先日の豪雨でJR東日本磐越西線・喜多方~山都間の鉄橋が流され、復旧までかなりの時間がかかりそうとのこと。一方会津から新潟方面に抜ける国道252号が、冬期通行止の間に雪崩で橋が流失していたのですが、旧道を整備して7月中旬に開通したとのこと。

是非行かねば!ということでタイミングを狙っていました。

すると前回の甲府旅から数日しか経過していない8/7午前0時半過ぎに腹痛という名のお告げが…。つまりトイレで頑張ってたら眠れなくなっちゃったというのが真実なのですが、喜多方に行きたいという思いはこういうことも『神のお告げ』化して、行く理由を作り出すものなのです( ̄▽ ̄;)

午前1時半に自宅を出発。

大間々から国道122号をひた走り日光へ。

東照宮そばの神橋周辺。霧がかかって幻想的❤

そのまま今市の日産プリンスまで山を下りリーフちゃん1回目の充電。

その後は国道121号に入り、鬼怒川・川治温泉・湯西川温泉を通過し福島県の会津田島へ突入。まだまだ北上して、芦ノ牧温泉駅の近くから国道121から離れ、会津坂下方面に進路をとります。

1個目の目的地は、母方の祖父祖母のお墓参り。

実は会津坂下はワタシの両親の故郷。讃岐家の墓も2年前までは会津坂下にあったのですが、今は森林公園近くの霊園に移してワタシが管理しております。しかし母方の墓はワタシが小学2年まで毎年帰省して墓にも行ってたので場所も覚えており、喜多方に行った時気が向くと手を合わせに行っています。今回はお盆も近かったので…ね。会津坂下は喜多方の隣町。20分かからずに喜多方入り。

とは言うものの、到着した7時半という時刻は朝ラー有名店の混む時間帯。席待ちをしてるとすぐに数十分たってしまいます。時間が勿体ないので、新規開拓を兼ねて穴場探し。

で、1件目に選んだのは【ひさじ屋】

老夫婦2人で経営する裏道に入ったところの穴場的存在。ワタシも初めてお伺いします。

うん、安定の喜多方ラーメン的丼顔。

煮干しと豚骨清湯の組み合わせは、埼玉ではなかなか味わえない。チェーン店坂内は豚骨清湯系ではあるものの、煮干感は無し。この組み合わせのスープを啜ると喜多方に来た実感が湧くってもんです。

さて、次の2件目は…と車でフラフラするも、めぼしい所にはみな行列(´;ω;`)

仕方がないのでまずは日産プリンス福島で充電しながらスマホで情報収集。

あ、自分が喜多方行脚を始めた頃に朝ラーを始めた(野立て看板に取ってつけたような朝ラー開始表記が追加されたので覚えてる)お店が、この充電スポットから数百メートルの所にあった。充電を終えるとそのお店に直行。

大みなと味平。

だいぶ昔に1度だけ来た記憶があるものの、まだ喜多方の地理が全く分からない頃の記憶だし、当時は1給油で1000km近く走行可能なディーゼルマニュアル車だったので、大みなと味平が充電ポイントの近くだとは覚えてなかった(^_^;)

こちらのラーメンは、スープが鶏中心の濃いめ味+海苔という喜多方ではあまり見かけない、関東の町中華に出てきそうな構成。

良くも悪くも麺以外での【喜多方感】は弱め。観光で東京界隈から来ると喜多方特有のスープではないから喜多方風味を味わいきれないけど、今回のワタシのようにガッツリ喜多方系を食べた後の違う風味を求めた2軒目や、地元民がありきたりの喜多方風味とは違う味を求めた際に需要がありそう。

あと、ここのお店が掲げているキャッチフレーズが結構飲食店の的を射ていると思うのでご紹介。

あっつぐねがったらんまぐねぇびした

(熱くなかったら旨くないでしょ?)

熱くて旨いものはより熱くお客様に提供、当たり前だけどなかなか難しいですよね。

いやー、2軒ともご馳走様でした。

さて、次は流された鉄橋を探すか…なになに?結構喜多方駅のちかくだぞ?

ででーん。写真の左半分で見事なまでに橋が折れてしまっています。死者が出なくてなにより。そして、交通の難所のような山の中ではなく、市街地なので復旧工事自体は難しくなさそうなのも不幸中の幸い。

JR東日本のトランスイート四季島

https://www.jreast.co.jp/shiki-shima/

のルートにもよく使われ、SLばんえつ物語

https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/c57.html

の運行ルートでもある箇所なので、早い復旧に期待したいですね。

さて、喜多方を脱出して目指すは只見町方面。開通した国道252号の60里越えです。

只見駅。

JR只見線は全国でも屈指の秘境路線で、本来会津若松駅ー小出駅間を結ぶ路線でしたが、2011年7月の豪雨で橋梁が流され、10年以上会津若松〜会津川口、只見ー小出という寸断された状態です。会津川口ー只見は代行バスで結ばれていますが。

そして、この秋ようやく只見線が全線復旧します。不通になっていた会津川口ー只見間を、福島県が線路を保有しJR東日本が車両を走らせる『上下分離方式』で運転再開。いやぁ目出度い!

只見駅を出ると田子倉ダム

ダムの下側から
ダムの堤から

を通りダム湖の縁を通るクネクネ道へ。そのクネクネをショートカットする橋が、昨冬雪崩で流されてしまった模様。

橋が流された現場は鉄パイプと土嚢で封鎖されていました。黒い土嚢の右、対岸に見える白いコンクリートの所に橋が繋がっていた訳ですね。

磐越西線の橋といい、只見線の橋といい、国道252号の橋といい、福島県西部の自然の脅威にはビックリしますね。

県境越えのトンネルの少し手前に六十里越峠開通記念碑があります。

ここから田子倉湖を見下ろすとこんな感じ。

いやー、秘境だし高ぇなぁ!

トンネルを超えて山を下ると小出。只見線の終点がある町です。しかし駅には寄らずに六日町の新潟日産で充電。この時点で13時前。ラーメン2杯食べて全然腹減ってないので、車の方だけ腹いっぱいにします。

その後は道の駅南魚沼でちょっとお土産を買い、三国峠へ向けてしゅっぱーつ。

流石はスキー場大国の新潟。行くとこ行くとこスキー場だらけ。

恐らく石打丸山スキー場

恐らくガーラ湯沢

かぐらみつまた田代のみつまたステーション

同田代ステーション

そして苗場

まさにスキー天国ですな。最近新潟のスキー場行ってないけど(笑)

新三国トンネルを超えた所から自宅までは118km。

この後はひたすら休まず国道17号で猿ヶ京温泉▶月夜野▶沼田▶渋川▶前橋▶伊勢崎▶太田とひた走り、深谷で国道17号とお別れ。無事帰途に着きました。

おつかれちゃんでーす!

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