仕事が忙しくてもラー活だけは淡々と進めている謎ブロガー讃岐です。
いや言うても日曜に加えて木曜日定休にした割には、12月半ばには工場の設備工事立ち会いで木曜出勤、年末はルート車(日産キャラバン)のリコール対策で木日が半日潰れたり、年明けも閉店した店舗の現状回復工事で木曜潰れ、来週木曜もエアコン移設工事が予定されていて、完全週休二日には程遠い状態なんだけど…。
で、今日のご紹介は、年末にルート車のリコール入庫前に行った新規開拓店。
実はこのお店、ウチの従業員の旦那様が本ブログを見てくれていて、ワタシが淡麗系が好きそうだからと紹介してくれたお店なのです。
伊勢崎市の【夢のや曲沢店】。
佐野ラーメンで何店舗か展開しているチェーン店ですね。
看板に青竹手打ちと掲げてあるだけあって、店舗横にはプレハブの麺工房があります。
佐野ラーメンと餃子3ヶセットの食券を買ってカウンターに着座。
いやー淡麗っぽい。そして餃子がデカい!
最近昼食があまり量が食べれなくなってるワタシには結構ボリューミー(と言っても喜多方行けば朝ラー2件ハシゴするんだけどね)。
スープは…結構煮干しが効いてる。1口目スープを啜った時、自分でラーメン出汁を取った時の煮干しのちょっと癖のある感じの風味がうっすら漂う。ワタシのダメダメないい加減な出汁の取り方で出る煮干臭に比べるとぜんぜん臭いのレベルは違いますが。煮干しの大きさや種類の問題なのか、頭とワタをどこまで下処理で取り除くかの問題なのか、はたまた炊き方の問題なのか…。煮干しを使っていても繊細で一切煮干的野趣を感じさせない店もある中で、こちらのお店は敢えてなのか煮干しの野趣を残したスープ。基本が淡麗で濃厚な方向性じゃないので、他の味に邪魔されることなく煮干し風味が際立っていますね。煮干し系が嫌いな人にはこの癖は気になるだろうなー。自分的にはすぐ慣れて3口目からは逆にクセになると思ったお味です。中途半端に万人受けを狙って可もなく不可もなくを狙うくらいなら、これくらいキャラクターを立たせた方がファンが付くってもの。チェーン店ということを考えると攻めてるよな〜。
【ラーメン発見伝】という漫画でも、和食経験者だったか?が小さい煮干しを丁寧に頭とワタ処理をして煮出したラーメンスープで繁盛せず、コンサルするような立場の主人公が『こんなちっちゃい煮干しなら頭もワタもそのまま出汁を取った方がいい』『和食みたいな繊細な出汁の取り方だとラーメンでは通用しない』的なダメ出しをするような展開があったなぁ。ラーメン屋に置いてあった本なのでうろ覚えだけど(笑)
でも、確かにラーメンの場合出汁の取り方は和食と比べると結構大胆に行かないといけないのかもしれませんね。和食のような繊細な味を味わいつつ何品も順番に食べていくコースと、1杯のラーメン丼の中で満足感を与えなければならないラーメン。当然味や出汁の濃さ、量、食感なども構成が全く違うものになるんでしょうな。出汁の取り方だってラーメンなら中華スープ的な出汁・西洋的なコンソメ系出汁だっていいけど、和食は中々そうはいかないからね。
と、脱線してしまいましたが、【結論】煮干しOKな方なら【夢のや】はかなりオススメ!青竹手打ち麺が当たり前の佐野ラーメンとしては『その中でも麺が凄い』とは言えないけど、自家製多加水ちぢれ麺は煮干しメインの旨スープをきちんと持ち上げてキッチリ(゚д゚)ウマーです。
いやー、群馬遠征の際は再訪したいです。ご馳走様でしたッ!