ご無沙汰のラブリーチェーンしみ抜きブログでございます。なんだか最近しみぬきに時間がかかる…。
しみ抜きの売上自体はそんなに増えてないんだけど、数年前より明らかにしみ抜きの難易度が高いものが増え、1点当たりに取られる時間が増えている。難易度が上がっても売上増えないって、どこか単価の設定の仕方がおかしいんやろな。今回みたいなボールペンインクのパンクなんかも、シミ早見表には【全体処理(漬け込み)不可】として箇所が多ければ多いほど価格が上がる処理として書いてあるはずなんだけど、半数くらいの店員は漬け込み処理相当の1760円と判断してしまう。この間違いをいちいち正すとお客様への確認に時間がかかり、結果しみ抜きに使える時間が減ったり、料金追加による店員や事務員の手間もかかってしまい逆に非効率的なので、余程酷い料金のとり方しているもの以外は黙って処理しちゃうのですが。
一通り愚痴をこぼしたところで今日のしみ抜き。ベストに付いたボールペンインクのパンク事故。お客様が自宅洗濯でよくやってしまうヤツです。
3色ペンなのか、赤黒青と色とりどり。一番わかりやすい場所で写真を撮っていますが、実際には裏地、脇、背中、衿等々に飛び火しており、とてもじゃないが全体処理(2cm角×4箇所分相当の価格)で出来るものではありません。
この箇所だけで言えば裏地含め10分程度で落ちましたが、飛び火部分を虱潰しに処理し、50分近くかかりました。
いつもは『ほら、ご覧の通り綺麗になりました!』なんて手品か魔法のようにちょちょいのちょいでしみ抜きをしてしまってるかのように見えがちな薄い内容のしみ抜きブログですが、たまには『実は泥臭いことしてるんですよ』ということを吐露してもいいですよね?
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