まず最初に、今回の令和6年能登半島地震にて被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。こんな年明けともなると、公のブログ上で【あけましておめでとうございます】と言うと不謹慎に思えてきてしまいますね。今後埼玉の岩盤が硬い安全地帯にいるワタシなんぞに何が出来るのか…まずは被害と災害募金などの全容が見えてきたら考えなくちゃね。
そして当ブログをご覧いただきありがとうございますm(_ _)m
今年もまったり更新して行く予定なので生暖かい目で見ていただければと思います。
さて今年の1発目は、熊谷駅の駅ビル・アズ熊谷の中にあるスミレ食堂。
https://x.com/Sumirediner?t=HCbYuQ4Q5qpyvf1wbnt3fQ&s=09
最近はチェーン店はともかく、個人ラーメン店は三が日開かない店も多く、三が日内で初ラー出来る店は限られます。
喜多方なんかは老麺会加盟店(喜多方のラーメン店の組合。町の中のラーメン店約100店の約3分の1に当たる35店が加盟)だけでも半分近くの店が1月2日には開くので、チェーン店などなくともラーメン店選びには困らないのですが、ラーメン店密度の低いこの辺では総当りで手当り次第に行ってみる訳にも言わず難儀します。
昨年は喜多方まで行っちゃったけど、今年は身体の疲れのことも地震のことも含め、悠々自適のドライブをする気になれず、近場で探すことに。流石に駅ビルだったら休みは最低限だよね。早めに現着したので駅ビルに車を置いて少々ウォーキング。熊谷の名店・きくちひろきまで歩いて行ってみたけどネットで調べた情報の通り休み。そりゃそうだよね。で、オープンの時間になったのでアズ熊谷まで戻り、いざスミレ食堂へ。
駅ビルの3階、駅との連絡通路の傍というなかなかの立地。その分テナント料も高かろう。最も基本の中華そばとつけ麺が各980円で、それ以外は1000円超。今や1000円でお釣りが来るのは良心的かも知らんな。こんなに最低賃金が上がってるんだから、あと2年もすればラーメンは1000円越が当たり前になるな。そんなことを思いつつ券売機で食券を。選んだのは中華そば。
喜多方によくあるような豚バラチャーシューをひと炙りしたのが2枚、柔らか低温処理鶏チャーシューが1枚。メンマと長ネギは定番としても刻みタマネギと湯がいたキャベツが個性的。店内写真は店に何か言われる恐れもあるので撮りませんでしたが、『滋味深い煮干し香る中華そば』というポスター、なんか良い。
スープを啜ると、煮干の出汁もまあまあだけど、それ以上に鶏チャーシュー由来なのか化学調味料なのか、強い旨味がある。でも少々塩味が濃いかなー。ここまで旨みがあればもうちょい薄塩でもいいかもしれない。薄くて味がぼやけたりするのは本末転倒だけど、ちょっとパンチを効かせすぎた感じに思えた。後半戦にスープが冷めてくると塩味が濃く感じるんですよねー。
麺は特別な特徴がある訳では無い…けど可も不可もないという次元じゃなく、高レベルで美味い。ただ、でしゃばりじゃないと言えばいいのかな?スープの旨味をきちんと持ち上げて、粉のクセの強い味とか加水率低めな麺の粉っぽさ等を発せずスープと麺の食感を楽しむための黒子に徹している。クセの強い麺は好き嫌いで人を選ぶから、駅ビルの万人が来る可能性のある所はこれくらいの癖のなさの方が良いと思われ。
店に入った時はボッチの先客2名だけ(自分含め3人)だったのが、着丼した頃からカップル・チビッ子連れ家族と続々来店。高齢夫婦も中を覗いている。
微妙に濃いと感じたスープも旨みで食わせるという手法よりダイレクトに皆に伝わるからなのかな?
いやー駅ビル品質高いな。テナント料の分だけ?コスパ観点では最高と言えないけど、ハイグレードな一杯でした。
ゴチソ━(人>▽<。)━サマッ